妊娠が確定したら出産したい病産院を選びましょう。本記事では

病産院ってどんな種類があるの?
どうやって選んだら良いの?
こういった疑問にお答えします。
また、私の選んだ病院および、実際にどうだったかの感想もご紹介します。
病産院の種類
病産院の種類は以下の4種類があります。
・総合病院/大学病院
・産科専門病院/個人産院・クリニック
・助産院
それぞれの特徴、メリット、デメリット、どんな人に向いているかを以下にまとめました。
総合病院/大学病院
【特徴】
産科医のほか、各科の専門医が常駐。入院ベッド数は100床以上。NICU(新生児集中治療室)などの設備が充実している。出産時にトラブルがあった場合の他院からの緊急搬送先にもなる。
【メリット】
・双子以上の多胎妊娠、高齢出産、切迫早産など、リスクの高い出産でも安心して高水準の医療が受けられる
【デメリット】
・来院患者が多いため、健診時の待ち時間が長く、診察時間が短くなりがち
・医師が多いため、毎回同じ先生に診てもらうことが難しい
・大学病院の場合は診察や分娩に学生や研修生が立ち会う場合もある
【こんな人向き】
・高血圧、糖尿病、子宮筋腫などの持病がある
・切迫早産、前置胎盤
・高齢出産
・多胎妊娠
など
産科専門病院/個人産院・クリニック
【特徴】
産科専門病院はお産を専門に扱い、入院ベッド数が20床以上、個人産院・クリニックは産科医が個人で開業した入院ベッド数19床以下の医療機関。
家庭的な雰囲気の中シャワー・トイレ付の個室、食事が豪華など、施設ごとに特徴的なサービスがある。
【メリット】
・初診から分娩まで同じ先生に診てもらいやすい
・地域密着型の産院が多く、多様な分娩スタイル(無痛分娩など)を選べるところもある
・マタニティビクスや栄養指導などを実施するところが多く、ママ同士のつながりが期待できる
【デメリット】
・緊急対応時(産科以外の医療処置が必要となる場合)は提携病院への移動が発生する
・価格が高くなりやすい
【こんな人向き】
・アットホームな出産がしたい
・ママ同士のつながりを作りたい
・出産方法にこだわりがある
など
助産院
【特徴】
助産師の資格を持つ人が、9床未以下のベッド数で入院・分娩の施設を持って開業している。助産師は医療行為はできないため、妊娠経過が順調かつ通常分娩で出産が予想できるのが大前提。自宅出産に対応しているところもある。
【メリット】
・家庭的な雰囲気の中、自分の望むスタイルで出産できる
・陣痛からずっと付き添ってみてもらって出産に臨める
【デメリット】
・医療行為ができないため、緊急時は提携病院へ搬送される
・リスクのない妊娠・出産状態であることが条件
【こんな人向き】
・アットホームな出産がしたい
・出産方法にこだわりがある
・妊娠経過が順調
など
病産院を選ぶポイント
病産院を選ぶときのポイントを以下の5つの観点からご紹介します。
自分のイメージに合った出産を迎えるために、本やネット、口コミなどで下調べをしておきましょう。また自分が何を優先したいかを考えると良いと思います。
・場所
・出産時
・設備
・スタッフ・ケア
・その他
場所
- 自宅からの通院しやすいか(距離、交通手段)
- 緊急時に搬送される病院が近いか
出産時
- 立ち会い出産が可能か
- カンガルーケア(産まれたばかりの新生児を胸に抱いて肌と肌を触れ合わせる保育法)ができるか
- 自然分娩、無痛分娩
- フリースタイル分娩(好きな体位で産む)ができるか
- バースプランを決められるか
設備

- 個室、大部屋
- 母子同室、母子別室
- 家族も泊まれるか
- LDR(陣痛兼分娩室)があるか
- NICU(新生児集中治療室)があるか
スタッフ・ケア
- 受付、スタッフの応対が良いか
- 担当医師が健診から分娩までずっと同じか
- 母乳育児の指導があるか
その他

- マタニティビクスやマタニティヨガなどの講座があるか
- 母親学級、両親学級を実施しているか
- 産後の支援(ベビーマッサージや育児サークルなど)があるか
- 分娩、入院費用はどのくらいか
私の体験談
私が選んだ病産院とその理由、良かった点と悪かった点を紹介します。
【選んだ病院】
初診~妊娠4ヶ月(15週) ⇒クリニック(分娩施設無し)
妊娠5ヶ月(16週)~分娩 ⇒大学病院
もともと分娩施設のないクリニックかつ、引越しがあったため、途中で病院を変えています。最初の病院で紹介状を書いてもらうことで、これまでの診察内容を引き継ぐことができます。途中で病院が変わっても問題ないです。(出産前に病院を変える人もいるようです)
クリニック
【選んだ理由】
自宅からの距離が近かったため。
とりあえず最初は正常に妊娠しているか確認したかったため、病院選びにこだわりはありませんでした。
【良かった点】
毎回同じ先生に診てもらえました。
受付の方や、問診時に話を聞いてくれた看護師の方の対応が良かったです。
【悪かった点】
先生が1人のため、予約が取りづらいと感じました。
分娩施設がなかったため、分娩先を早めに決めなければいけませんでした。
大学病院
【選んだ理由】
自宅からの距離が近かったため。
初めての妊娠ということもあり、自宅からの近さを第一優先にしました。
【良かった点】
設備も人(医師、看護師、助産師)も充実しているため、安心して出産、入院生活を送ることができました。
病院主催の両親学級があり、出産のイメージがしやすかったです。
【悪かった点】
予約は取りやすいですが、診察人数が多いためか待ち時間が長いことが多々ありました。流れ作業のような感じで1回の診察時間は短く感じました。
入院費が高額でした。。
【その他】
診察時に研修生が同席することがありましたが、特に気にならなかったです。
先生が多いため、毎回診てもらえる先生は違いました。
まとめ

本、ネット、口コミなどで下調べを念入りに行い、自分の叶えたい出産イメージや、何を優先とするかを考え、病産院を決めましょう。また人気の病院はすぐに予約が埋まってしまう場合もあるので、早めに決めた方が良いです。
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